特長
新機能
Ver.2.5.0での追加及び強化された機能
(2021.10.11)
1. レンズファイルのインポート
- .ZMXと.SEQ形式のレンズファイルのインポートが可能になりました。
※回転対称の球面/非球面形状を対象としますが、一部ファイル記述パタンや硝材は未対応
2. 表示モデルのエクスポート
- 表示モデルをSTEP形式でエクスポートが可能になりました。
※メッシュデータでの書出しになります
Ver.2.4.1での追加及び強化された機能
(2020.7.1)
1. 輝度想定絞りの可視化
- 輝度の絞りの位置と大きさを3Dビュー上で表示し、設定内容が視覚的にわかりやすくなりました。
2. 非球面係数の指定
- 指定できる次数を追加し奇数項の指定も可能になりました。
3. 評価結果表示画面の機能追加
- 表示結果の最小値も変更できるように、最小値固定チェックボックスと変更ボタンを追加しました。
- インポートした3D CADモデルを評価面指定した物体評価面では指定した放射照度/照度値を持たないピクセルは表示しない「最小値以下は非表示」ボタンを追加しました。
4. 計算時間のテキスト出力
- 計算の開始・終了時刻と経過時間をログとしてテキストウィンドウに表示するようにしました。
表示される時間は時分秒になります。
5. 強化された機能
- モデル階層のチェックボックスと3Dビューでの表示状態が同期していない場合、モデル階層の表示状態で有効/無効の判定を行うようにしました。
- 3Dビュー画面で直接選択したモデルはモデル階層にフォーカスが当たっていなくてもDELキーで削除できるようにしました。
Ver.2.4.0での追加及び強化された機能
(2019.11.11)
1. インポートした3D CADモデルを評価面指定
- 3D CADで作成されたモデルでの放射照度(照度)計算が可能になりました。
モデル作成時に指定したメッシュ(ポリゴン)のサイズから放射照度(照度)値を算出し、評価結果表示ウインドウにカラーチャートで表示します。
- 結果はマウス操作による拡大・縮小、回転が可能な他、断面表示切替ボタンもあり、分布の確認が容易です。
従来の2Dでの結果表示部同様、計算前提条件や計算結果のエッセンスも表示され、結果データのCSV形式での書出しにも対応しております。
2. 非表示モデルの追跡を無効にする
- モデル階層内で表示のチェックを外した物体またはグループは「非表示は無効」をオンにすることで、テスト光線追跡と評価計算の対象外となります。
- 従来は非表示は可能でしたが、非表示された物体についても追跡の対象となっておりました。
これにより物体の削除や再読み込み等のモデルの変更を行うことなく、物体を選択した解析ができます。
3. 複数の評価面を持つ結果ファイルでの重ね合わせに対応
- 結果の重ね合わせは、これまでは評価結果が1つである必要がありましたが、「全評価重ね合わせ」ボタンを追加し、評価結果が同一数である複数の評価面(物体を含む)を持つ評価結果ファイルの重ね合せが可能になりました。
4. 強化された機能
- 3Dプラグインモジュール「ライノセラス対応版」では『Rhinoceros 6』上で使用できます。
※ご注意:
「照明Simulator CAD」と「ライノセラス」はそれぞれのバージョンで対応する組合せが決まっております。
『Rhinoceros 5』に対応した「照明Simulator CAD」:Ver2.0.0〜2.3.0まで
『Rhinoceros 6』に対応した「照明Simulator CAD」:Ver2.4.0以降
- 評価面の配置枚数に制限が無くなりました。
Ver.2.3.0での追加及び強化された機能
(2019.7.18)
1. 輝度計算に関する追加機能
- 輝度測定絞り中心の位置座標をZ位置の指定に加えて、X・Y位置の指定も可能になりました。
また、輝度測定絞り中心の回転を与える項目を追加し、絞りに傾きを指定できます。

さらに、輝度評価時の受光を片側のみに指定できるようになりました。
評価面にはウラ側とオモテ側があります。
評価面プロパティ内の「受光を片側に設定」をデフォルトのFalseからTrueに変更すると、下図のモデルの場合、反射面で反射し、評価面(ウラ側)に到達した光線が評価の対象となります。評価面(オモテ側)に到達した光線は評価の対象になりません。


2. 測光量での各種評価計算での設定の追加
- 標準比視感度を考慮する/考慮しないの選択が可能になりました。


Ver2.0.0及び2.2.0で追加および強化された機能
(2017.5.15)
1. 「Rhinoceros 5」のプラグイン対応
- 3Dモデリングソフトウェア「Rhinoceros 5」のプラグイン対応により、「Rhinoceros 5」の画面のツールバーに「照明Simulator CAD」のプロパティアイコンが追加され、「Rhinoceros」の操作上で光源モデルや材質指定などのシミュレーションモデルの作成と、テスト光線追跡までが可能です。

- さらに「照明Simulator CAD」形式のモデルファイルへ保存ができ、保存されたファイルを「照明Simulator CAD」で読み込むことで照明解析が可能になります。
- また、オプションの「APIモジュール」と組合せることで、「Rhinoceros」上で解析実行を含めた全ての操作が可能になります。
※「Rhinoceros 5」のプラグイン対応には別途「ライノセラス対応モジュール」が必要になります。
2. 光度評価計算結果のIESエクスポート(Ver.2.1.0より)
球体評価面を使用した光度計算結果から、IESファイルへのエクスポート機能が加わりました。
なお、垂直方向の角度は±90の範囲内(半球)での指定となります。
3. 3D表示領域での回転操作
- 3D表示領域の右上にワンタッチで回転操作を行うアイコンを追加しました。[正面]〜[底面]の表示内容に連動しております。
また、各表示面での中間の回転角度における表示も設定しております。

4. 対応OSにWindows 10を追加
- Microsoft® Windows 10 Home / Pro
- Microsoft® Windows 7® Home Premium / Professional / Ultimate以降
(いずれも32bit、64bitに対応)
Ver1.8.0で追加および強化された機能
(2016.3.10)
1. 球体評価面-1(通常評価)
- 評価面に設定可能な形状に球面を追加し、3次元で光線を受光できるようになりました。放射強度・光度計算のみ対応します。
2. 球体評価面-2(直交座標系での評価)
- 球体評価面では選択により直交座標系での評価を実行出来ます。
3. ユーザ定義材質の追加(β版)
- ユーザ定義の材質指定機能をβ版として搭載します。「照明Simulator CAD」において、ユーザの任意の目的の材質を作成できる拡張できる機能です。
※ユーザ定義材質は Visual C++で作成されたDLLで作成する必要があります。
※リリース当初は一部テスト定義のみ搭載となります。
4. 操作性の向上
- 「設定」機能に起動時の画面サイズを小さく設定する項目を追加しました。
5. 強化及び改善された機能
- APIのコマンドをさらに充実させ拡張性の向上を図りました。
- 以前のバージョンで保存された評価結果の読込みが一部出来なかった不具合を修正しました。
- 一部のIGESファイルで読込みエラーが生じた不具合を修正しました。
- コピー&ペーストで一部のパラメータがリセットされてしまう不具合を修正しました。
Ver1.7.0〜1.7.1で追加および強化された機能
(2014.11.11)
1. 光源のインポート機能
- Radiant社Pro SourceからエクスポートされたRayfileデータ(テキスト)の読込に対応しました。光源に近い位置(ニアフィールド)の光の振る舞いを正確に表現できます。
2. 評価結果のエクスポート機能
- 評価面に到達した全光線の波長(nm)データが選択でエクスポート可能になりました。
(Ver.1.7.1からの追加機能になります)
3. 材質データの保存と読込
ある物体に指定した材質データを保存
別の物体に保存した材質データをインポート
4. インポート物体の光源指定
- IGESまたはSTEPで読込まれた物体のnurbs面に光源指定が可能になりました。(面の形状によっては任意分布など設定ができない発光方式があります)
5. モデル作成で「境界引伸し」の追加
6. 指定した衝突回数での光線追跡と評価計算
- 特定の衝突回数でのテスト追跡の結果を表示させる事ができます。


- 指定された衝突回数での評価計算が可能になりました。
<全ての光線で計算>

<直接到達した光線のみ計算>

<3回以上衝突した光線の計算>

7. 物体の編集
3D画面上で選択した物体を、マウスの右クリック操作で各種メニュを指定できます。
また、メニュ内容はカストマイズで編集が可能です。
8. 環境設定
- テスト追跡と評価に関する指定項目について、初期設定からの変更が可能になりました。
放射束(Watt)から光束(lm)にデフォルトを変更する例:
9. 強化及び改善された機能
- 選択された物体について、モデル階層での表示がより明瞭になりました。
- 3D画面上からカーソルで直接選択されたnurbs面は、1つの面のみが選択されます。
- 3D画面上からカーソルで直接選択された物体や面は、選択された階層位置まで自動でスクロールされます。
- 別ウインドウで表示される評価結果について、"結果読込" のボタンを使って読み出した場合は、タイトルバーに該当ファイル名が表示されます。
- 評価結果のスムージングで、回数を指定し実行できるようにしました。