特長
APIモジュールを使用したIESエクスポート(新機能)のご紹介
「照明Simulator CAD」でモデル化した照明器具等の配光データを、APIモジュールを使用しIESファイルに出力するプログラムをご提供します。
これにより、照明プランニング向けに高い知名度を持つ「Dialux」などIESファイルの読込に対応した他のソフトとの練成が可能になり、設計から器具配置まで、シームレスにシミュレーションが可能になります。
IESエクスポートまでのフロー
例)「照明Simulator CAD」を使用し、ウォールスポットライトの設計検討をします。




*オリジナルの評価面はあらかじめ削除しておきます。
1. ファイルを選択
API実行メニュより「SSCADIESNA」ファイルを選択

2. IESフォーマットの編集
エクスポートするIESフォーマット用の編集をします
過去に使用したIESファイルを読込、テンプレートとして使用することができます。

垂直及び水平角度(分割数)は、指定した分割数に応じた数の評価面が作成されます。
■ 垂直角度の数:5度刻みの場合
90度÷5度=18+1=19分割
■ 水平角度の数:15度刻みの場合
360度÷15度=24+1=25分割
また、光源の中心位置から距離を指定します。
上記の場合、評価面が475枚配置されます。

確認ボタンで配置状況を確認できます。実行ボタンで計算がスタートします。
いずれの操作でもファイル名+.拡張子(.ies)と出力先を指定します。
3. 評価面の配置状況を確認

光源からの距離が等しい評価面(となる矩形)の配置状況を確認します。
4. 計算開始
確認後、問題が無ければ、再び
1 API実行メニュより実行ファイル(DLL)を指定
2 先程出力したIESファイルを読込み、arm length[mm]に適当な値を指定します。
![arm length[mm]に適当な値を指定します](img/4-1.gif)
3 実行ボタンを押して計算を開始します。
4 計算終了後、IESファイルが作成されます。

5. その他
- 「照明Simulator CAD」では評価面の配置は、1計算で最大12枚までとなり、分割された角度数に応じた評価面数が終了するまで計算を続けます。
- 12枚の評価面に充分に光線が到達するよう、発生光線本数を指定して下さい。(光線本数は「照明Simulator CAD」内の評価メニュで指定します。)
- 従いまして、設定によっては、多くの計算時間を必要とする場合もございます。